報道発表

アフガニスタンに対する無償資金協力「ポリオ撲滅計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換

令和7年7月10日

 7月10日(現地時間同日)、アフガニスタンの首都カブールにおいて、黒宮貴義在アフガニスタン・イスラム共和国日本国大使館大使とタジュディーン・オイワレ国際連合児童基金(UNICEF)アフガニスタン事務所代表(Dr. Tajudeen OYEWALE, UNICEF Representative in Afghanistan)との間で、供与額7.14億円の無償資金協力「ポリオ撲滅計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. アフガニスタンは、世界の中で子供の死亡率が非常に高い国の一つです。主な原因の一つとしてワクチンで予防可能な疾病があげられ、子供の感染症の発症及び流行を予防するためには、ワクチン接種率の向上が求められています。特に、ポリオについては、現在も同国では野生株ポリオウイルスが常在しており、世界的なポリオ根絶に向けて、戦略的かつ重点的な対応が求められています。
  2. この協力は、アフガニスタン全土において、定期的な予防接種を実現すべく、ポリオワクチンの調達等を支援します。これにより、ポリオワクチン接種の着実な実施を図り、アフガニスタンにおける子供のポリオ罹患の低減並びに人々の健康的な生活の確保、持続的・自立的発展に寄与することが期待されます。
  3. なお、この協力は、アフガニスタンへの人道支援を目的として実施するものです。

(参考)アフガニスタン基礎データ

 アフガニスタンの面積は、約65万2千平方キロメートル、人口は4,224万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は約360米ドル(2023年、世界銀行)。


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