報道発表
船越外務事務次官によるグラス次期駐日米国大使への申入れ
令和7年4月30日
4月30日、外務省において、船越健裕外務事務次官は、ジョージ・グラス次期駐日米国大使(Mr. George Glass, Ambassador-Designate of the United States to Japan)と面会し、本年3月に沖縄県で発生した米軍人による性犯罪事案の起訴を受けて、外国訪問中の岩屋毅外務大臣の代理として申入れを行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 船越次官から、本年3月に沖縄県で発生した性犯罪事案をめぐり米軍人が起訴に至ったことについて強い遺憾の意を表明しました。また、最近沖縄市で行われた「日米合同地域安全パトロール」を含め、米側が実施している再発防止策に言及の上、米側に対して、米軍人の綱紀粛正と事件の再発防止を改めて強く求めました。
- グラス次期駐日米国大使は、最近の米軍人の起訴を受けて深刻に懸念している旨述べるとともに、米国は米軍関係者に対する全ての刑事告発を真剣に受け止めており、捜査において、地元当局及び日本政府と全面的に協力している旨述べました。また、日本の客人として、全ての米軍人は最高水準の行動規範と誠実さを示すことが期待されている旨改めて述べた上で、米国は、過去数十年にわたって日本で築いてきた信頼と友好の絆を極めて重視しており、そうした絆を毀損し得るような行為を防ぐためにできることを全て実施することにコミットしている旨述べました。
- 両者は、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。