報道発表

「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議公開イベントの開催(結果)

令和7年4月1日
登壇し、開会挨拶をする宮路外務副大臣の様子

 4月1日、「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議公開イベント「シンポジウム『2026年NPT運用検討会議に向けて』」が、東京・渋谷の国連大学において開催されました。

  1. 開会式では、冒頭、宮路拓馬外務副大臣が開会挨拶を行い、「核兵器のない世界」に向けた核軍縮の歩みを後退させてはならず、核兵器国と非核兵器国の双方が参加する対話と協調による枠組みを通じた現実的・実践的な取組の一環として国際賢人会議を開催してきた旨述べた上で、本公開イベントにおける議論を通じ、「核兵器のない世界」に向けた市民社会の輪が広がることを祈念する旨述べました。続いて、岸田文雄前内閣総理大臣が挨拶を行い、本公開イベントを通じて「核兵器のない世界」に向けた様々な取組への理解が深まってほしい旨述べました。加えて、白石隆熊本県立大学栄誉教授(「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議座長)、フェデリカ・モゲリーニ欧州大学院大学学長(元欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長)(Honourable Federica Mogherini, the Rector of the College of Europe: former High Representative of the European Union for Foreign Affairs and Security Policy and Vice-President of the European Commission)からも挨拶が述べられました。
  2. 続くパネル・ディスカッションでは、白石座長を始めとする9名の国際賢人会議委員に加え、自身も被爆者である朝長万左男・日赤長崎原爆病院名誉院長や浅野英男・「核兵器をなくす日本キャンペーン」事務局スタッフといった有識者、市民社会関係者がパネリストを務め、国際賢人会議第6回会合の議論の結果や、2026年NPT運用検討会議に向けて取り組むべき重点事項等について、忌憚のない議論が行われました。
  3. 会場には学生を含め100名を超える聴衆が集まり、パネル・ディスカッション後の質疑応答において多くの質問が寄せられるなど、一般の参加者からも現下の安全保障環境における核軍縮の取組に対し高い関心が示されました。

(参考)

 宮路外務副大臣開会挨拶(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く


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