報道発表

ブラジル連邦共和国に対する無償資金協力「ベネズエラ難民及び移民女性の生活向上及び社会経済的包摂促進計画(UNHCR連携)」に関する書簡の署名・交換

令和7年3月26日

 3月25日(現地時間24日)、ブラジル連邦共和国の首都ブラジリアにおいて、石垣友明在ブラジル連邦共和国日本国臨時代理大使と、ラケル・トラバゾ国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)ブラジル事務所副代表(Ms. Raquel TRABAZO)との間で、供与額1億425万円の対ブラジル無償資金協力「ベネズエラ難民及び移民女性の生活向上及び社会経済的包摂促進計画(UNHCR連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ベネズエラにおける政治・経済・社会情勢が悪化した結果、昨年5月までに約777万人が近隣諸国、特に約666万人が中南米各国に流出しており、ブラジルはその内、56万人以上の難民・移民を受け入れています。現在もベネズエラの政情に改善の兆しが見られない中、難民・移民の大半は母国に帰国するめどが立たず、ブラジルに留まることが見込まれています。
  2. 本件は、ブラジル全土において、ベネズエラ難民・移民女性に対して、職業訓練や就職斡旋、マイクロ・ファイナンスやマーケティングに関する研修を含む起業支援等を行うものです。これにより、難民・移民女性の経済的自立及び経済・社会的包摂を図り、もって同国の持続可能な発展に寄与することが期待されます。

(参考)ブラジル連邦共和国基礎データ

 ブラジル連邦共和国は、面積約851.2万平方キロメートル(日本の約22.5倍)、人口約2.1億人(2023年、世界銀行)、1人当たり国民所得(GNI)9.280米ドル(2023年、世界銀行)。


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