報道発表

持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)実施に向けたステークホルダー会議の開催(結果)

令和7年3月21日
SDGsに関する自発的国家レビュー(VNR)実施に向けたステークホルダー会議の会場の様子
ステークホルダー会議で挨拶を行う生稲外務大臣政務官
(記念写真)生稲外務大臣政務官及びステークホルダー会議出席者

 3月21日、外務省において、持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)実施に向けたステークホルダー会議が開催され、生稲晃子外務大臣政務官が出席しました。

  1. 日本は、本年7月に開催される持続可能な開発のための国連ハイレベル政治フォーラムにおいて、4年ぶり3回目のVNRを報告する予定です。VNR実施に向け、市民社会や有識者、民間企業等の関係者が集まるSDGs推進円卓会議を中心とした関係者とともに「VNR実施に向けたステークホルダー会議」を開催し、幅広い分野の関係者間での意見交換が行われました。
  2. 冒頭、生稲政務官が、外務省を代表して挨拶を行い、その中でVNRの意義について触れた上で、2030年までにSDGsを達成し、持続可能な未来を築くためには、ステークホルダーの協力を得つつ、日本社会全体の連携を更に強化していくことが不可欠である旨述べました。
  3. この会議には、市民社会や有識者、民間企業、政府職員等の関係者が集まるSDGs推進円卓会議を中心とした関係者が約150名(オンライン含む)参加しました。(1)持続可能な経済社会、(2)誰一人取り残さない、(3)地球規模課題、(4)国際社会連携・平和開発をテーマとした分科会において、VNR報告書の内容をはじめ、日本の貢献のあり方、国内外での発信の仕方や、SDGs達成に向けた取組をいかに進展させていくかについて活発な意見交換が行われました。
  4. 今後、VNR報告書は、パブリック・コメントを経て、SDGs推進本部で決定される予定です。

(参考1)自発的国家レビュー(VNR)

 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、国連加盟国が、国及び地域レベルにおいて、各々の国のイニシアティブで、定期的に持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)を巡る進捗に関する自発的国家レビュー(VNR: Voluntary National Review)を行うことを促しており、毎年7月に国連経済社会理事会の下で開催される持続可能な開発のための国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)で発表される。日本は2017年、2021年にVNRを実施しており、今年、4年ぶり3回目のVNRを実施する予定。

(参考2)SDGs推進本部

 SDGsに係る施策の実施について、関係行政機関相互の緊密な連携を図り、総合的かつ効果的に推進するため、2016年、内閣総理大臣を本部長、全国務大臣を構成員として内閣に設置。

(参考3)SDGs推進円卓会議 民間構成員

飯塚 恵子
株式会社読売新聞東京本社 編集委員
稲場 雅紀
グローバルヘルス市民社会ネットワーク 代表
上野 貴弘
一般財団法人電力中央研究所 社会経済研究所 研究推進マネージャー(サステナビリティ)上席研究員
遠藤 良則
株式会社滋賀銀行 常務取締役
大西 連 
自立生活サポートセンター・もやい 理事長
春日 文子
国立大学法人長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科/プラネタリーヘルス学環 教授
蟹江 憲史
慶應義塾大学大学院 教授
木村 麻子
令和6年度日本商工会議所青年部 直前会長
株式会社PR 代表取締役東京着
河野 康子
一般財団法人日本消費者協会 理事
NPO法人消費者スマイル基金 理事長
勢一 智子
西南学院大学 教授
髙梨 雅之
株式会社三井住友フィナンシャルグループ 執行役員 グループチーフサステナビリティオフィサー(CSuO)
株式会社三井住友銀行 執行役員 社会的価値創造本部長
千葉 宗一郎
Y7/Y20会長
サウザンドリーフ合同会社会長
西澤 敬二
日本経済団体連合会 審議員会副議長/企業行動・SDGs 委員長
損害保険ジャパン株式会社 顧問
則松 佳子
日本労働組合総連合会 副事務局長
比嘉 政浩
日本協同組合連携機構 代表理事専務
本行 紅美子
Japan Youth Platform for Sustainability(JYPS)共同事務局長
三輪 敦子
一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター 所長
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク 共同代表理事

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