報道発表
カンボジア王国に対する無償資金協力「都市部におけるプラスチックごみ処理能力向上計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年2月27日
2月27日(現地時間同日)、カンボジア王国の首都プノンペンにおいて、我が方、植野篤志駐カンボジア王国日本国特命全権大使と先方アリーシャ・シャーケル・国連開発計画カンボジア事務所代表(Ms. Alissar CHAKER, Resident Representative, United Nations Development Program Cambodia)との間で3億7,800万円の無償資金協力「都市部におけるプラスチックごみ処理能力向上計画(UNDP連携)」に関する交換公文の署名が行われました。
- 首都プノンペンでは、適切なリサイクル施設やごみ処理施設が整備されておらず、1,113t/年(2019年)のプラスチックごみがメコン川等を経由して海洋に流出していると考えられています。こうした問題は政府の取組だけで解決出来るものではなく、市民や企業の意識を変える必要があります。
- 本計画では、経済成長を率いる3州(プノンペン州、シェムリアップ州及びプレアシアヌーク州)において、廃棄物・リサイクル対策を推進する法令制定及び政策立案準備、プラスチックごみ削減とビジネスモデルの構築、モニタリングと報告義務に関する能力の向上を行うことにより、廃棄物処理に関する環境改善プラスチックごみの削減を図り、もって同国の「マリーン・イニシアティブ」の廃棄物管理・イノベーション・能力強化の実現に寄与することが期待されます。
(参考)カンボジア王国基礎データ
カンボジア王国は面積18万1,035平方キロメートル(日本の約0.48倍)を有し、人口約1,694万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,810米ドル(2023年、世界銀行)。