報道発表
南スーダン共和国に対する一般文化無償資金協力「南スーダン公共放送公社におけるテレビ番組制作機材整備計画」に関する書簡の署名・交換
令和7年1月29日
1月28日(現地時間同日)、南スーダン共和国の首都ジュバにおいて、小田切敏郎駐南スーダン共和国日本国特命全権大使と、ジョン・サミュエル ブウォゴ南スーダン共和国外務国際協力次官(Hon. Mr. John Samuel Bwogo, Undersecretary of Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of South Sudan)との間で、南スーダン公共放送公社において機材(撮影機材及び編集機材等)を整備するための6,240万円を限度とする一般文化無償資金協力「南スーダン公共放送公社におけるテレビ番組制作機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- 2011年に独立した南スーダン共和国では、民主主義の定着を図る上で、南スーダン公共放送公社が、公共の利益に即した自由な情報を提供する重要な役割を果たすことが期待されています。しかしながら、撮影機材が常時不足しているほか、編集機材の不具合や編集作業の効率の悪さから、自社番組の制作手法が限定的にならざるを得ないことが課題となっています。
- この協力は、南スーダン公共放送公社に対し、テレビ番組制作機材(撮影機材及び編集機材)を供与することにより、同公社の番組制作能力強化を図り、もって質の高いコンテンツの安定的な提供に寄与するものです。
- 我が国は、昨年8月のTICAD閣僚会合において、南スーダンにおける民主主義の定着としての選挙の実施を重視し、独立以来南スーダンの伴走者として同国の努力を後押ししていくことを表明しており、今回の協力はこれを具体化するものです。
(参考)南スーダン共和国基礎データ
南スーダン共和国は、面積約64万平方キロメートル(日本の約1.7倍)、人口約1,108万人(2023年、世界銀行)。