報道発表
カメルーン共和国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和7年1月24日
1月23日(現地時間同日)、カメルーン共和国の首都ヤウンデにおいて、南健太郎駐カメルーン共和国日本国特命全権大使と、ジャンルーカ・フェレーラ世界食糧計画カメルーン事務所代表(Mr. Gianluca FERRERA, Country Director and Representative of the World Food Programme in Cameroon)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- カメルーンでは、特に極北州、北西州及び南西州においてテロや武装勢力の襲撃等により治安が悪化し、また近年の甚大な洪水被害により食料価格が高騰しています。OCHA(国連人道問題調整事務所)によると人口の11%に当たる約300万人が深刻な食料危機に直面しているとされ、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、カメルーンの食料安全保障の改善等を目的とし、同国に対し、WFPを通じ、我が国政府米及び日本産魚缶詰による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、食料危機対応・持続可能な農業生産支援に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)カメルーン共和国基礎データ
カメルーン共和国の面積は約47万5,440平方キロメートル(日本の約1.3倍)、人口は2,837万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は1,690米ドル(2023年、世界銀行)。