報道発表
国際原子力機関による海洋モニタリングに関する報告書の公開
令和7年1月6日
国際原子力機関(IAEA)は、東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、海域モニタリングデータの信頼性及び透明性の維持向上のため、2014年(平成26年)以降、海洋モニタリングを行っています。
- 2023年(令和5年)に分析機関間比較(Interlaboratory Comparison(ILC))を実施し、IAEAと日本が共同採取した海水、海底土、魚の試料について、IAEA、日本の分析機関及びカナダ、韓国、中国の分析機関間での結果の比較をIAEAが行いました。
- 昨年(令和6年)12月30日、IAEAは、上記のILCの結果を取りまとめ、報告書を公表しました。この報告書において、IAEAは、日本の分析機関の試料採取方法は適切であり、かつ、海洋サンプル中の放射性核種の分析に参加した日本の分析機関が、引き続き高い正確性と能力を有している旨報告しています。
- 当該海洋モニタリングは今後も継続して実施する予定です。
(参考1)「分析機関間比較(Interlaboratory Comparison(ILC))」
ILCとは、IAEA、IAEAが指定する第三国分析機関及び我が国の分析機関が、採取した同一試料を個別に分析し、IAEAが各分析機関の分析結果を比較するもの。これにより、分析機関の放射性核種の測定方法及び分析結果の適切さを確認している。
(参考2)別添
(参考3)関連リンク