報道発表
日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト(Student Educational Exchange and Dialogue (SEED) project)の実施(結果)
12月14日及び15日、神奈川県キャンプ座間内のザマ・ミドル・ハイスクールにて「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」(Student Educational Exchange and Dialogue (SEED) project)の本年度の事業(第5回)が開催されたところ、概要は以下のとおりです。
1 「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」の狙い
在日米軍施設・区域が所在する地域において、地元の日本人の中高生と在日米軍関係者の子息である米国人の中高生が、文化・教育交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。
今般開催されたキャンプ座間での事業には、日米の中・高校生約50名が交流しました。
2 概要
(1)学生によるプレゼンテーション
ア 1日目:12月14日(土曜日)
学生たちは、8つのグループに分かれ、クイズ形式で自国の文化を紹介し合い、英語と日本語でプレゼンテーション等を行いました。
イ 2日目:12月15日(日曜日)
学生たちは、「地域資源を活用したヒット商品」をテーマに座間市及び相模原市の特産品や観光資源を活用した新しい商品・サービスについてグループで考え、英語と日本語でプレゼンテーションを行いました。
(2)閉会式(表彰式及び修了式)(12月15日)
日本側から、本村賢太郎相模原市長、佐藤弥斗座間市長、高尾直外務省北米局日米地位協定室長等が、米側から、マーカス・ハンター在日米陸軍基地管理本部司令官(大佐)(Colonel Marcus S. Hunter, Commander, US Army Garrison Japan)、ニコラス・ルクレア厚木飛行場司令官(大佐)(Captain Nicolas Leclerc, Commanding Officer, Naval Air Facility Atsugi)、エリン・グレイザック米国防省教育部(DoDEA)太平洋東地区副教育長(Ms. Erin Grazak, Community Superintendent, DoDEA Pacific East District)等が出席し、参加者全員の2日間の健闘を称え、挨拶を行いました。
3 参加した日米学生の所感 (例)
(1)日本側の参加者
- お互いの共通点や相違点を見つけ合い、文化と言語に対する理解を深め、他の参加者との繋がりが生まれました。昨年のSEEDにも参加しましたが、1年間、英語を頑張って勉強したので、昨年よりも英語を聞き取ることができるようになって嬉しかったです。
- 最初は違う国の人と2日間過ごすなんて絶対にできないし難しいだろうと不安な気持ちでしたが、2日間にわたってアメリカ人の生徒と関わっていく中で様々な国と人と関わることの楽しさを知りました。
(2)米側の参加者
- 今回のイベントは協調性を学ぶとても良い経験になりました。同じグループの日本人の生徒から、日本の生活について学び、異なるバックグラウンドを持つ人々とコミュニケーションを取ることができ、とても楽しかったです。
- イベントを通じて、他の学校の生徒との関係が生まれ、基地の外の日本のコミュニティに、より関わることができるようになったと感じました。
- 共催:外務省、米国防省教育部(Department of Defense Education Activity: DoDEA)
- 開催協力:相模原市、座間市、キャンプ座間