報道発表
カリコム14か国に対する無償資金協力「カリブ共同体諸国における産業開発及び技術移転計画（UNIDO連携）」に関する書簡の署名・交換
令和6年12月14日
12月14日、東京において、日・カリコム外相会合に引き続き、岩屋毅外務大臣及びカリブ共同体（カリコム）諸国の外務大臣等の立ち会いの下、石月英雄外務省国際協力局長と足立文緒国際連合工業開発機関（UNIDO）東京投資・技術移転促進事務所長（Head, United Nations Industrial Development Organization, Investment and Technology Promotion Office, Tokyo）との間で、供与額7.3億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
- カリコム諸国は、気候変動の影響、多発する自然災害、観光業を始め特定産業に依存する経済構造といった脆弱性に直面しています。また、多くの国の産業政策において、経済構造を多角化すべく農業及び製造業への資金投入を優先事項として掲げています。
- この協力は、カリコム諸国において、水、農業ビジネス分野等における日本企業の技術を活用した機材供与、投資担当官招へい、及び産業分野における技術協力を行うことにより、日本及びUNIDOの知見を活用した開発課題対処と産業多角化推進を図り、もってカリコム諸国の脆弱性克服に寄与することが期待されます。
- 我が国は、日本の対カリコム政策の第一の柱として「小島嶼国特有の脆弱性克服を含む持続的な発展に向けた協力」を実施していくことを表明しており、この協力は、その一環として位置づけられるものです。
（参考）カリコム諸国基礎データ
- アンティグア・バーブーダは、面積約440方キロメートル、人口約9.4万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は1万9,050米ドル（2022年、世界銀行）。
- ガイアナ協同共和国は、面積約19,7万平方キロメートル、人口約80.9万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は1万4,920米ドル（2022年、世界銀行）。
- グレナダは、面積約340平方キロメートル、人口約12.5万人（2022、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は約9,070米ドル（2022年、世界銀行）。
- ジャマイカは、面積約2.0万平方キロメートル、人口約283万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は5,760米ドル（2022年、世界銀行）。
- スリナム共和国は、面積約15.6万平方キロメートル、人口約61．8万人。人口1人当たり国民総所得（GNI）は約4,970米ドル（2022年、世界銀行）。
- セントクリストファー・ネービスは、面積約260平方キロメートル。人口約4.8万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は2万20米ドル（2022年、世界銀行）。
- セントビンセント及びグレナディーン諸島は、面積約390平方キロメートル。人口約10.4万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は9,110米ドル（2022年、世界銀行）。
- セントルシアは、面積約610平方キロメートル、人口約18.0万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は1万2,400米ドル（2022年、世界銀行）。
- ドミニカ国は、面積約750平方キロメートル、人口約7.3万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は8,430米ドル（2022年、世界銀行）。
- トリニダード・トバゴ共和国は、面積約5,130平方キロメートル、人口約153万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は1万6,190米ドル（2022年、世界銀行）。
- ハイチ共和国は、面積約2.8万平方キロメートル、人口約1,159万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は1,610米ドル（2022年、世界銀行）。
- バハマ国は、面積約1.0万平方キロメートル。人口約41.0万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は3万1,520米ドル（2022年、世界銀行）。
- バルバドスは、面積約430平方キロメートル。人口約28．2万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は1万9,490米ドル（2022年、世界銀行）。
- ベリーズは、面積約2.3万平方キロメートル、人口約40.5万人（2022年、世界銀行）。人口1人当たり国民総所得（GNI）は6,630米ドル（2022年、世銀）である。