報道発表

日米アルゼンチン共同提出「宇宙空間における大量破壊兵器」決議の国連総会での採択

令和6年12月3日

 12月3日(現地時間12月2日)、米国・ニューヨークで行われた国連総会本会議において、我が国、米国及びアルゼンチンが共同提出した宇宙空間における大量破壊兵器決議が、167か国の賛成を得て採択されました。

  1. この決議は、宇宙空間における平和及び安全を維持する観点から、宇宙条約を含む国際法上の義務の遵守の重要性等を強調し、宇宙空間に設置すること等を目的とした、核兵器その他の大量破壊兵器の開発を行わないよう各国に求めるものです。
  2. 本件決議案は、国連総会第一委員会において、日・米・アルゼンチン及び55か国の共同提案国により提出され、現地時間11月8日に採択されたものとなります。同決議は、総会本会議においても、核軍縮をめぐる国際社会の分断の深まりに加え安全保障環境が一層厳しさを増す中において宇宙空間が核兵器その他の大量破壊兵器のない領域であり続けるべきであるとの考えに賛同する核兵器国(米・英・仏)や、多くの非核兵器国等の幅広い賛成を得て採択されました。
  3. 我が国としては、宇宙活動に関する国際的なルール作りをめぐる論点について、宇宙空間における軍備競争を防止すべく、実効的なルール作りを進めるという観点から、引き続き国際的な議論に積極的に参加していきます。
(参考1)国連総会本会議における本件決議案の採択結果
賛成:
167か国
反対:
4か国
棄権:
6か国
(参考2)国連総会第一委員会における本件決議の採択結果(現地時間11月8日)
賛成:
159か国
反対:
5か国
棄権:
6か国

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