報道発表

ホンジュラス共和国に対する無償資金協力「中東部の山村地域における災害に強靱な食料生産インフラ整備計画(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換

令和6年11月20日

 11月20日(現地時間19日)、ホンジュラス共和国の首都テグシガルパにおいて、中原淳駐ホンジュラス共和国日本国特命全権大使とステファニー・ホシュスタッター・スキナー・クリー国連世界食糧計画ホンジュラス事務所代表(Ms. Stephanie Hochstetter Skinner-Klée, Representative and Country Director of the World Food Programme in Honduras)との間で、ホンジュラス共和国に対する無償資金協力「中東部の山村地域における災害に強靱な食料生産インフラ整備計画(WFP連携)」(供与額4.41億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ホンジュラス共和国では、頻発するハリケーン、洪水、干ばつ等の自然災害が持続的発展の大きな妨げとなっており、特に、女性や子供を含む社会的弱者が食料不安と栄養不良の継続的な脅威に晒されています。
  2. 今般の協力は、近年特に自然災害の被害が大きかった中東部の山村地域であるコロン県及びオランチョ県において、災害に強いインフラを整備し、気候リスク管理を考慮した統合的な農業手法を導入することにより、気候変動や自然災害に対する地域住民の強靭性を強化するとともに、食料安全保障の確保及び栄養状況の改善に貢献することが期待されます。
  3. また、本計画は、ホンジュラスにおける北米への移民問題の根本的な原因の一つである貧困の削減に寄与することに加え、脆弱な立場に置かれている女性への支援も含むことから、本年2月に、上川陽子外務大臣(当時)が発表した「中南米外交イニシアティブ」にも合致するものです。
(参考1)ホンジュラス共和国基礎データ

 ホンジュラス共和国は、面積約11万2,490平方キロメートル(日本の約3分の1)。人口約1,043万人(2022年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は2,750米ドル(2022年、世界銀行)。

(参考2)関連資料

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