報道発表
スーダン共和国に対する無償資金協力「カッサラ州及び紅海州における上水道施設及び保健施設整備計画(UNOPS連携)」に関する書簡の署名・交換
令和6年11月19日
11月18日(現地時間同日)、国際連合プロジェクトサービス(UNOPS)の本部があるデンマーク王国の首都コペンハーゲンにおいて、宇山秀樹駐デンマーク王国日本国特命全権大使とソニア・レイトン=コーン国際連合事務次長補兼UNOPS管理・政策担当副事務局長(Ms. Sonja LEIGHTON-KONE, Assistant Secretary-General of the United Nations and Deputy Executive Director (Management and Policy), Executive Director of the United Nations Office for Project Services)との間で、スーダン共和国に対する供与額7.27億円の無償資金協力「カッサラ州及び紅海州における上水道施設及び保健施設整備計画(UNOPS連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- スーダンでは、2023年(令和5年)4月に国軍と即応支援部隊との武力衝突が発生し、戦闘地域が拡大し長期化する中で、人道状況が非常に悪化し、多くの避難民が発生しています。多くの地域で必要な飲料水等が確保できない状況にあるほか、人口の半分以上が医療を受けられない状況にあるとされ、特に避難民を受け入れている地域では、人口増も踏まえた安全な水や医療へのアクセス改善が急務となっています。
- この協力は、国内避難民を多く受け入れている紅海州とカッサラ州で、生活に不可欠な水と医療へのアクセスを改善するために、上水道施設と医療施設を整備するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)推進、より良い健康安全保障の構築に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)スーダン共和国基礎データ
スーダン共和国の面積は約188万平方キロメートル(日本の約5倍)、人口は約4,687万人(2022年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は990米ドル(2023年、世界銀行)。