報道発表
カーボベルデ共和国に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換
令和6年11月18日
11月15日(現地時間同日)、カーボベルデ共和国の首都プライアにおいて、伊澤修駐カーボベルデ共和国日本国特命全権大使と、ジョゼ・フィロメノ・デ・カルバーリョ・ディアス・モンテイロ・カーボベルデ共和国外務・協力・地域統合大臣(His Excellency Dr. Jose Filomeno DE CARVALHO DIAS MONTEIRO, Minister for Foreign Affairs, Cooperation and Regional Integration of the Republic of Cabo Verde)との間で、供与額1.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- カーボベルデは、耕作可能な土地が国土の面積の約1割に限られる島嶼国であり、主食の米や小麦を含め国内で消費される穀物のほとんどを海外からの輸入に頼っています。そのような状況の中、長年にわたる干ばつによる食料生産量の減少及びロシアによるウクライナ侵略の影響による食料価格の高騰等により、近年、同国の食料事情は一段と悪化しており、引き続き食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、カーボベルデの食料安全保障の改善を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)カーボベルデ共和国基礎データ
カーボベルデ共和国の面積は約4,033平方キロメートル(日本の滋賀県程度)、人口は約59万9千人(2023年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は4,280米ドル(2023年、世界銀行)。