報道発表

ソマリア連邦共和国に対する債務救済措置(債務免除方式)に関する書簡の署名・交換

令和6年11月7日
  1. 11月7日(現地時間同日)、ケニアの首都ナイロビにおいて、我が方荻原宏在ソマリア連邦共和国日本国臨時代理大使と先方ビヒ・イマン・エゲ・ソマリア連邦共和国財務大臣(H.E. Bihi Iman Egeh, Minister of Finance of the Federal Republic of Somalia)との間で、独立行政法人国際協力機構(JICA)に対するソマリア連邦共和国政府の全ての円借款債務を免除するための書簡の署名・交換が行われました。
  2. 今回の債務救済措置(債務免除方式)は、令和6年3月にパリクラブ(主要債権国による協議の枠組み)におけるソマリア債権国会合で到達した結論に基づくものであり、概要は以下のとおりです。
    1. 対象となる債務
        ソマリア連邦共和国政府のJICAに対する全ての円借款債務
    2. 免除される債務の総額
        約147.6億円
  3. 今回の債務救済措置(債務免除方式)は、拡大重債務貧困国(拡大HIPC)イニシアティブの枠組みの下で必要な条件を満たした国に対し、包括的な債務救済を行うとの1999年のケルンサミット及び2000年の九州・沖縄サミットにおける声明に基づき、我が国として円借款債権の放棄を行うものです。
(参考)ソマリア連邦共和国基礎データ

 ソマリア連邦共和国の面積は、約63.8万平方キロメートル(日本の約1.8倍)、人口は約1,814万人(2023年:世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は610米ドル(2023年、世界銀行)。


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