報道発表
岩屋外務大臣とアブダッラー・ブハビーブ・レバノン外務・移民大臣との電話会談
令和6年10月29日
10月29日、午後6時10分から約15分間、岩屋毅外務大臣は、アブダッラー・ブハビーブ・レバノン外務・移民大臣(H.E. Mr. Abdallah BouHabib, Minister of Foreign Affairs and Emigrants of Lebanon)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から外務大臣就任の挨拶を述べたのに対し、ブハビーブ外相から祝意が伝えられました。
- 岩屋大臣から、特に、9月中旬以降のレバノン情勢について、我が国として深刻に懸念している旨伝えました。加えて、岩屋大臣から、我が国はイスラエルとヒズボッラーの間の即時停戦を求めており、国連レバノン暫定隊(UNIFIL)の安全に対する全ての脅威を非難し、全ての関係者の最大限の自制と外交的解決に真摯に取り組むことを求めている旨述べました。
- また、岩屋大臣から、21日に発表したレバノンに対する1,000万米ドルの緊急無償資金協力に加え、本29日、今般のレバノン国内での人道状況の悪化を受けて、避難民が流入しているシリアに対する1,000万米ドルの緊急無償資金協力の実施を決定した旨を伝達しました。加えて、邦人保護における協力を要請しました。
- これに対し、ブハビーブ外相から、日本の支援に対して謝意の表明があるとともに、パートナーである日本との協力を重視していると述べ、最新の現地情勢及びレバノンの外交努力について説明がありました。
- 両者は、中東情勢や中東和平問題について、引き続き協力していくことで一致しました。