報道発表

南スーダンに対する無償資金協力「選挙及び選挙後の情報へのアクセス改善のためのマスメディア開発計画(UNESCO連携)」に関する書簡の署名・交換

令和6年10月29日

 10月28日(現地時間同日)、南スーダン共和国の首都ジュバにおいて、小田切敏郎駐南スーダン共和国日本国特命全権大使と、ジュリウス・バンダ国連教育科学文化機関(UNESCO)南スーダン事務所代表(Mr. Julius Banda, Head of Office & UNESCO Representative to South Sudan)との間で、供与額3.96億円の無償資金協力「選挙及び選挙後の情報へのアクセス改善のためのマスメディア開発計画(UNESCO連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。書簡の署名・交換は、パリからユネスコ日本国政府代表部及びユネスコ情報・コミュニケーション局のオンライン参加も得て行われました。

  1. 南スーダンは、2011年の独立以来初となる選挙の実施に向けて準備を進めており、公平かつ公正な選挙を可能とする環境づくり及び安定した民主主義の定着に向けて、国民が信頼できる情報へのアクセス拡充及び報道機関の発信能力の強化が喫緊の課題となっています。
  2. この計画は、UNESCOを通じて、地方ラジオ局及びコミュニティ・ラジオ局の整備及び報道・治安関係者に対する能力強化支援を行うものであり、同国における公平かつ公正な選挙の実施、民主主義の定着及び長期的な平和と安定に寄与することが期待されます。
  3. 我が国は、本年8月のTICAD閣僚会合において、南スーダンにおける民主主義の定着としての選挙の実施を重視し、独立以来の南スーダンの伴走者として同国の努力を後押ししていくことを表明しており、今回の協力はこれを具体化するものです。
(参考)南スーダン共和国基礎データ

 南スーダン共和国の面積は約64万平方キロメートル(日本の約1.7倍)、人口約1,108万人(2023年(令和5年)、世界銀行)。


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