報道発表

柘植外務副大臣のオーストリア、スイス、イタリア訪問

令和6年10月11日

 10月14日から26日まで、柘植芳文外務副大臣は、欧州安全保障協力機構(OSCE)アジア共催会議、ウクライナ地雷対策会議、G7開発大臣会合に出席するため、オーストリア共和国、スイス連邦、イタリア共和国を訪問する予定です。

  1. オーストリアでは、本年、我が国が欧州安全保障協力機構(OSCE)アジア・パートナー議長国であることを踏まえ、OSCEと日本との共催で開催するOSCEアジア共催会議に出席し、欧州とアジアの間の安全保障上の共通課題に関する議論に参加するとともに、我が国のOSCEに対する貢献について発信する予定です。また、この機会を捉え、同会議に出席する要人等と会談を行う予定です。
  2. スイスでは、ウクライナ地雷対策会議に出席し、来年のウクライナ地雷対策会議のホスト国としてウクライナへの地雷対策支援に対する我が国の立場を発信するとともに、関係国及び国際機関との連携強化を図ります。また、この機会を捉え、同会議に出席する要人等と会談を行う予定です。
  3. イタリアでは、G7開発大臣会合に出席し、開発に関する諸課題について、基本的価値を共有するG7のカウンターパート等との間で、率直な意見交換を行う予定です。また、この機会を捉え、同会合に出席する要人等と会談を行う予定です。
(参考1)柘植外務副大臣出張日程
  10月14日  羽田発
   ウィーン着
16日  ウィーン発
   ジュネーブ着
20日  ジュネーブ発
   ローマ着
25日  ローマ発
26日  羽田着
(参考2)OSCEアジア共催会議(10月15日、16日)

 欧州安全保障協力機構(OSCE)アジア共催会議は、OSCEのアジア・パートナー国が毎年OSCEとの共催の下で開催する国際会議。本年、日本はアジア・パートナー議長国として本会議を共催する。今次会合では、WPS、気候安全保障、法の支配と人権等の課題、今後の欧州及びアジアにおける平和と安全保障、OSCE参加国及び他のパートナー国との協力につき議論される予定。

(参考3)ウクライナ地雷対策会議(10月17日、18日)

 ウクライナ地雷対策会議は、主催国政府とウクライナ政府が共催する国際会議で、地雷対策支援を通じたウクライナの復旧・復興等について議論される。今次会合は、昨年クロアチアで開催された「ウクライナにおける人道的地雷除去支援ドナー会合」をスイスが引き継いだもの。日本は、本年6月のG7プーリア・サミットの機会に、来年ウクライナ地雷対策会議をホストする旨発表している。

(参考4)G7開発大臣会合(10月22~24日)

 G7の開発大臣が、本年6月のプーリア・サミットの成果を基に、開発分野の諸課題へのG7の取組について議論する会合。今次会合の議長は、イタリアのアントニオ・タヤーニ副首相兼外務・国際協力相。なお、会合には、G7各国及びEUに加え招待国や国際機関等も参加する予定。


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