報道発表
日米外相電話会談
令和6年10月2日
10月2日午後9時35分から約15分間、岩屋毅外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ブリンケン国務長官から、岩屋大臣の就任に対し祝意が述べられ、岩屋大臣から、米国南部で発生したハリケーンの被害に関しお見舞いの言葉を述べるとともに、ブリンケン国務長官と緊密に連携し、かつてなく強固になった日米同盟をより一層強化していきたい旨述べました。
- 岩屋大臣から、中国をめぐる諸課題や核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮情勢、中東情勢、ウクライナ情勢等、国際秩序が脅かされている中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を共に維持・強化するグローバル・パートナーとして、日米で一層連携を深めていきたい旨述べました。
- 両外相は、今般のイランによるイスラエルに対する攻撃について、中東地域における全面戦争に拡大することを深刻に懸念し、このようなエスカレーションを強く非難することを確認しました。
- 両外相は、本年7月の日米「2+2」の成果を踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けた協力を進めていくことで一致しました。
- 両外相は、インド太平洋地域におけるルールに基づく経済秩序の維持・強化や経済安全保障協力等において、日米で緊密に連携していくことで一致しました。
- 岩屋大臣から、G7、日米豪印、日米韓、日米比といった同志国連携を更に強化し、グローバル・サウスとの間でも協力を進めていきたい旨を述べました。
- 両外相は、早期に対面での外相会談を行うことで一致しました。