報道発表

ブルキナファソに対する無償資金協力「生体認証登録及びデータベース整備を通じた国内避難民支援計画(UNHCR連携)」に関する書簡の署名・交換

令和6年10月1日

 9月30日(現地時間同日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、長島純ブルキナファソ駐箚日本国特命全権大使と、モーリス・アゾナンクポ国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)ブルキナファソ事務所代表(Mr. Maurice AZONNANKPO, Representative of UNHCR in Burkina Faso) との間で、供与額5.89億円の無償資金協力「生体認証登録及びデータベース整備を通じた国内避難民支援計画(UNHCR連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ブルキナファソでは、イスラム過激主義勢力の襲撃による治安の悪化により、国内避難民の数が約4万7,000人(2018年)から同国人口の約1割にあたる約206万人(2023年3月末時点)へと急増しています。国内避難民の現状や課題の正確な把握、地方行政やドナー等の支援団体が必要とするデータの適時提供ができておらず、必要な対策の立案・実施が困難な状況にあります。
  2. この協力は、ブルキナファソ全土において、生体認証データを活用した国内避難民登録及びデータの認証を実施する基盤を整備・拡大することにより、治安悪化により生活が脅かされている国内避難民の実体を把握し、国内避難民及びホストコミュニティに対する必要な行政サービスを提供するための環境整備を図り、もって同国の平和と安定の実現に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、難民・避難民とその受け入れコミュニティに対し、緊急・人道支援と開発支援を実施することを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)ブルキナファソ基礎データ

 ブルキナファソの面積は27万4200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は2,267万人(2022年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は850米ドル(2022年、世銀)。


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