報道発表

パレスチナに対する無償資金協力「西岸地区における消防機材整備計画」に関する書簡の署名・交換

令和6年9月27日

 9月26日(現地時間同日)、パレスチナのラマッラにおいて、中島洋一パレスチナ関係担当大使兼対パレスチナ日本政府代表事務所長とジヤード・ハバルリーフ・パレスチナ内務庁長官(H.E. Mr. Ziyad Habalreef, Minister of Interior, Palestine)との間で、供与額12.08億円の無償資金協力「西岸地区における消防機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. パレスチナ・ヨルダン川西岸地区に位置するジェニン県、ラマッラ・アル=ビーレ県及びトゥルカレム県における火災発生件数は、西岸地区の火災発生件数全体の約半数を占める一方、当該3県に配備されている消防車両の老朽化及び車両数の不足により、適時・適切な消火・救助活動が妨げられ被害が拡大しており、消防機材等の整備が喫緊の課題となっています。
  2. 今回の協力により、ヨルダン川西岸地区3県の消防署に消防機材等を整備することで、消火及び救助活動能力の向上を図り、もってパレスチナの行政の質の向上及び災害リクスの軽減に寄与することが期待されます。
(参考)パレスチナ基礎データ

 パレスチナの面積は約6,020平方キロメートル(西岸地区は三重県と同程度)、人口は約548万人(2023年、パレスチナ中央統計局)、人口一人当たりの国民総生産(GDP)は約3,396米ドル(2023年、IMF)。


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