報道発表

リベリア共和国に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換

令和6年9月13日

 9月12日(現地時間同日)、リベリア共和国の首都モンロビアにおいて、望月寿信駐リベリア共和国日本国特命全権大使(ガーナ共和国にて兼轄)とサラ・ベイソロー・ニャンティ・リベリア共和国外務大臣(H.E. Mme. Sara Beysolow NYANTI, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Liberia)との間で、供与額4億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. リベリアでは、米が主食の1つであるものの、過去の内戦の影響により、灌漑及び排水施設、農道や作物の貯蔵設備等、農業基盤が依然として荒廃しており、未だ農家の生産力が低く、米の需要の大半を輸入に頼り、同国の財政を圧迫しています。このような状況から、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
  2. この協力は、リベリアにおいて食糧及び栄養上のニーズのある人々に対し、我が国政府米による食糧援助を実施することにより、同国の食料安全保障及び栄養状態の改善を図るものです。
  3. 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)リベリア共和国基礎データ

 リベリア共和国の面積は約11.14万平方キロメートル(日本の約3分の1)、人口は542万人(2023年(令和5年)、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は730米ドル(2023年(令和5年)、世界銀行)。


報道発表へ戻る