報道発表
マラウイ共和国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換
令和6年9月6日
9月6日(現地時間同日)、マラウイ共和国の首都リロングウェにおいて、大矢洋一駐マラウイ共和国日本国特命全権大使と、ポール・ターンブル国際連合世界食糧計画(WFP)マラウイ事務所代表(Mr. Paul TURNBULL, Country Director and Representative of the World Food Programme in the Republic of Malawi)との間で、マラウイ共和国に対するWFPを通じた食糧援助として、供与額3億円の無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
- マラウイは、気候変動や、異常気象などの悪天候による深刻な食料安全保障の課題に直面しており、特に、食料不安が最も深刻な地区に住む脆弱な人々の食料安全保障と栄養状態が、2023年の熱帯サイクロン「フレディ」による洪水被害及び2024年3月に大統領により非常事態が宣言されたエルニーニョ現象に伴う干ばつ被害等の影響により、今後悪化する可能性が高まっています。
- この協力は、マラウイの食料安全保障及び栄養状態の改善等を目的とし、同国に対し、WFPを通じ、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
(参考)マラウイ共和国基礎データ
マラウイ共和国の面積は約11.8万平方キロメートル(日本の約1/3)、人口は2,041万人(2022年:世銀)、一人あたりGNI(国民総所得)は640米ドル(2022年:世界銀行)。