報道発表
ドミニカ共和国大統領就任式典への特派大使(渡辺博道衆議院議員)の出席(結果)
渡辺博道日本・ドミニカ共和国友好議員連盟副会長(衆議院議員)は、8月15日から18日にかけてドミニカ共和国を訪問し、ルイス・ロドルフォ・アビナデル・コロナ大統領(H.E. Mr. Luis Rodolfo Abinader Corona, President of the Dominican Republic)の就任式(再任)に我が国特派大使として出席しました。同訪問の概要は以下のとおりです。
1 ドミニカ共和国大統領就任式への出席
8月16日、渡辺特派大使は、首都サントドミンゴの国立劇場及び国立宮殿で行われたアビナデル大統領就任式に参列しました。渡辺特派大使は、就任式の他、ドミニカ共和国政府主催歓迎レセプション等に出席し、各国からの出席者とも意見交換を行いました。
2 アビナデル大統領への表敬訪問
8月15日、渡辺特派大使は、大統領府においてアビナデル大統領を表敬しました。渡辺特派大使は、岸田総理大臣の親書を手交しつつ、アビナデル大統領の再選に祝意を表した上で、第二次アビナデル政権の下で、本年外交関係樹立90周年を迎えた両国の関係が今後更に強化されることを期待する旨述べました。また、在京ドミニカ共和国大使による福島産桃のPRを含めた福島復興支援に言及しました。これに対してアビナデル大統領は、渡辺特派大使の大統領就任式出席を両国関係の強化された証であると評価した上でに謝意を表するとともに、緊密な関係を有する両国関係を、更なる投資を含めた経済関係の強化を含め、一層発展させたい旨述べました。
3 ペーニャ副大統領への表敬訪問
8月15日、渡辺特派大使は、ペーニャ副大統領(H.E. Ms. Raquel Peña, Vice-President of the Dominican Republic)を表敬しました。渡辺特派大使は、昨年4月のペーニャ副大統領訪日以来の再会を喜ぶとともに、在京ドミニカ共和国大使による福島産桃のPRを含めた福島復興支援につき言及した上で、本年外交関係樹立90周年を迎えた両国の関係が今後更に強化されることを期待する旨述べました。これに対しペーニャ副大統領は、渡辺特派大使が言及した分野での協力はいずれも重要であり、緊密な関係を有する両国関係を一層発展させたい、とりわけ更なる日本の投資を期待する旨述べました。
4 アルバレス外務大臣への表敬訪問
8月15日、渡辺特派大使は、アルバレス外務大臣(H.E. Mr. Roberto ALVAREZ, Minister of Foreign Affairs of the Dominican Republic)を表敬し、同大臣のこれまでの日本とドミニカ共和国の関係強化への尽力に対する謝意を伝えるとともに、タカタ駐日大使や東京五輪に参加したドミニカ共和国野球チームによる福島産桃のPR等の福島復興支援や、千葉県松戸市とコンスタンサ市との間の梨栽培プロジェクトを始めとする交流等、素晴らしい交流が存在していることを伝達した他、ドミニカ共和国の日系人のこれまでの、そして今後の活躍の重要性について言及しました。これに対しアルバレス外務大臣は、渡辺特派大使による両国関係の認識に同意するとした上で、自身の空手を通じた日本との関わりにつき紹介するとともに、日系人の存在は両国関係の力強さを象徴するものであると評価しました。また、日・ドミニカ共和国関係の更なる強化のためには、更なる政治・経済・貿易関係強化が必要とし、今後も両国関係のため尽力していきたい旨述べました。
5 ゴメス・エネルギー鉱山次官への表敬訪問
さらに、渡辺特派大使は、8月15日、ゴメス・エネルギー鉱山次官(Mr. Rafael Orlando Gomez, Viceminister of Energy of the Dominican Republic)を表敬し、両国の環境エネルギー問題に関する意見交換を行いました。
6 その他
渡辺特派大使は、8月15日には日本人移住者と懇談したほか、日本人移住記念碑を訪れ、献花を行いました。また、8月17日には、千葉県松戸市とパートナーシップ協定を締結し、和梨栽培を通じた交流のあるコンスタンサ市を訪問し、マルテ・コンスタンサ市長(Mr. Francisco Marte Hernandez, Mayor of Constanza)への表敬や梨農園視察等を行いました。この他、渡辺特派大使は、ドミニカ共和国において様々な分野で活躍する日系企業関係者等との意見交換を行いました。