報道発表

レソト王国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換

令和6年8月15日

 8月14日(現地時間同日)、レソト王国の首都マセルにおいて、牛尾滋駐レソト王国日本国特命全権大使(南アフリカ共和国にて兼轄)と、オロレ・ルシガ国連世界食糧計画(WFP)レソト事務所長(Ms. Aurore RUSIGA, Country Director of the World Food Programme in Lesotho)との間で、レソトに対するWFPを通じた食糧援助として、供与額2億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

  1. レソトは、世界飢餓指数が125か国中121番目に位置付けられ、警戒すべきレベルとなっており、また、近年の干ばつや熱波、洪水の影響に加え、食料価格や輸送価格の高騰も相まって、食糧援助の必要性が極めて高くなっています。
  2. この協力は、レソトの食料安全保障の改善を目的とし、同国に対し、WFPを通じて、我が国政府米や魚缶詰等による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。さらに、昨年5月に開催されたG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域への食料及び栄養関連分野での支援の継続を表明しており、この協力は、これらを具体化するものです。
(参考)レソト王国基礎データ

 レソト王国の面積は約3.0万平方キロメートル(四国の約1.6倍)、人口は約231万人(2022年(令和4年)、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,260米ドル(2022年(令和4年)、世界銀行)。


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