報道発表

東ティモール民主共和国に対する無償資金協力「ギド・ヴァラダレス国立病院整備計画」に関する書簡の署名・交換

令和6年8月14日

 8月14日(現地時間同日)、東ティモール民主共和国の首都ディリにおいて、高村正大外務大臣政務官とベンディト・ドス・サントス・フレイタス東ティモール民主共和国外務・協力大臣(H.E. Dr. Bendito dos Santos Freitas, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of the Democratic Republic of Timor-Leste)との間で、無償資金協力「ギド・ヴァラダレス国立病院整備計画」(供与額30.93億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. 東ティモールは、21世紀最初の独立国家として、2002年(平成14年)に独立を達成し、紛争からの復興及び平和の定着に向けて努力を進めてきました。独立から22年を経た現在、同国における保健指標は、全般的に改善されてきたものの、近年では非感染性疾患による死亡が増加しており、感染性疾患による死亡も依然として多いのが実情です。また、妊産婦死亡の多くは、健診や出産の際に適切な処置が行われていれば防げるものとなっており、未だ改善の余地は大きい状況です。
  2. 本計画は、同国唯一の三次医療施設であるギド・ヴァラダレス国立病院において、手術部門・周産期部門等の医療施設と関連医療機材の整備を行うことにより、医療サービスの水準の向上を図り、もって同国の保健医療体制の改善を通じた社会サービスの普及・拡充に寄与するものです。
(参考)東ティモール民主共和国基礎データ

 東ティモール民主共和国は、面積約1万4,900平方キロメートル(日本の首都圏4都県の合計面積とほぼ同じ大きさ)を有し、人口約134万人(世界銀行2022年(令和4年)報告書)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,980米ドル(2022年(令和4年)、世界銀行)。


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