報道発表
東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の取扱いに関する在京外交団等向けテレビ会議説明会の開催
令和6年8月7日
8月7日、東京電力福島第一原子力発電所(東電福島第一原発)のALPS処理水の取扱いに関する在京外交団等向け説明会をテレビ会議形式で実施し、19の国・地域から24名が参加しました。同説明会は、東電福島第一原発事故以降124回目となります。
- 冒頭、東京電力から、これまでのALPS処理水の海洋放出実績及び今後の放出計画について、続いて経済産業省から、海洋放出開始後に実施された国際原子力機関(IAEA)によるレビューの結果の概要について説明を行いました。
- ALPS処理水の海洋放出の安全性については、政府として、こうした説明会の開催のほか、国際会議の場や二国間会談の機会に日本の取組を丁寧に説明してきており、また、政府のホームページやSNSを活用し、多言語で全世界に積極的に説明、発信を行っています。このような活動に関しては、IAEAからも肯定的な評価が示されています。今後も高い透明性をもって、科学的根拠に基づく丁寧な情報提供を続けていきます。
(参考1)出席国・地域
イタリア、イラク、ウルグアイ、エクアドル、韓国、カンボジア、シンガポール、スペイン、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、パキスタン、フィリピン、フィンランド、ブラジル、米国、香港、モザンビーク、ロシア
(参考2)ALPS処理水
ALPS処理水とは、多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System(ALPS))等により、トリチウム以外の放射性物質の濃度が確実に安全規制基準を満たすように処理された水であり、さらにALPS処理水は、海水により十分に希釈された後、海洋に放出されるため、トリチウムを含む放射性物質の濃度は、安全規制基準をはるかに下回っている。
(参考3)関連リンク
東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の取扱いに関するIAEAレビュー報告書の公表
海洋放出開始後初となるIAEAレビュー報告書:
東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の海洋放出に関するレビュー・ミッションに係るIAEA報告書の公表(令和6年1月30日)
海洋放出開始後2回目となるIAEAレビュー報告書:
東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の取扱いに関するIAEAレビュー報告書の公表(令和6年7月18日)