報道発表
モルディブ共和国に対する無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換
令和6年7月30日
7月30日(現地時間同日)、モルディブ共和国の首都マレにおいて、竹内みどり駐モルディブ共和国日本国特命全権大使と、ムーサ・ザミール・モルディブ共和国外務大臣(H.E.Mr.Moosa Zameer, Minister of Foreign Affairs, the Republic of Maldives)との間で、1億6,100万円を供与限度額とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- モルディブは、気候変動や自然災害の影響を受けやすい小島嶼国であり、また、同国の経済は世界経済に左右されやすい観光業に依存していることから、持続可能な成長の実現に向けた開発課題を多く抱えています。こうした開発課題に適切に対応するため、行政官等の行政能力の向上及び人材育成が急務となっています。この協力は、モルディブの将来を担う若手行政官等が、日本の大学院において学位(修士)を取得することを支援するものです。
- 本協力により、令和7年度に最大で修士課程6名のモルディブの若手行政官等が、開発課題の解決に必要な各分野の専門知識を我が国で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待されます。また、我が国とモルディブの相互理解の深化や友好関係の更なる強化に加え、国際的な知的ネットワークの強化に資する人材の育成につながることが期待されます。
(参考)モルディブ共和国基礎データ
モルディブは、面積298平方キロメートル(東京23区の約半分)、人口約51.5万人(2021年(令和3年)、モルディブ政府資料)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は1万880米ドル(2022年(令和4年)、世界銀行)。