報道発表
バングラデシュ人民共和国に対する無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の署名・交換
令和6年6月26日
6月26日(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて、岩間公典駐バングラデシュ人民共和国日本国特命全権大使と、モハンマド・シャハリアル・カデル・シディキ・バングラデシュ人民共和国財務省経済関係局次官(Mr. Md. Shahriar Kader SIDDIKY, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance of the People’s Republic of Bangladesh)との間で、4億9,500万円を供与限度額とする対バングラデシュ無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する交換公文の署名・交換が行われました。
- 2026年(令和8年)に後発開発途上国(LDC)からの卒業を控えているバングラデシュでは、順調な経済成長を持続・加速化していく上で、産業多角化の促進や急激な都市化への対応等の課題に取り組むため、行政機構の制度構築や行政官の能力向上を早急に図ることが求められています。
- 我が国は、バングラデシュの発展を継続的に後押ししており、本協力では人材育成を通じた支援の一環として、同国の将来を担う若手行政官等が、日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援します。
- この協力により、令和7年度にバングラデシュの若手行政官等が、我が国において自国の開発課題の解決に必要な各分野の専門知識を習得し、帰国後、同国の経済・社会開発に貢献することが期待されます。また、この協力を通じて育成された人材が、我が国とバングラデシュの相互理解や友好関係を増進し、2023年(令和5年)4月に「戦略的パートナーシップ」に引き上げられた両国の関係を一層強化することが期待されます。
(参考)バングラデシュ人民共和国基礎データ
バングラデシュ人民共和国は、面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割)、人口1億7,119万人(2022年(令和4年)、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,820米ドル(2022年(令和4年)、世界銀行)。