報道発表

日・イスラエル外相電話会談

令和6年5月27日

 5月27日、午後4時30分から約25分間、上川陽子外務大臣は、イスラエル・カッツ外務大臣(H.E. Mr. Israel KATZ, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、ガザ情勢に関し、人質の解放が実現するよう、そして人道支援活動が可能な環境が持続的に確保されるよう、即時の停戦を求めるとともに、それが持続可能な停戦に繋がるよう期待している旨述べました。そして、ガザの危機的な人道状況を深く憂慮しており、ラファハにおける全面的な軍事作戦に反対している旨伝えるとともに、ラファハ検問所の活用を含め、人道支援活動が阻害されることのないよう改めて求めました。また、国際司法裁判所(ICJ)の暫定措置命令は、当事国を法的に拘束するものであり、誠実に履行されるべきものである旨述べました。
  2. これに対し、カッツ大臣からは、ガザ地区の状況に関するイスラエル側の立場及び取組みについて説明があり、加えて、ICJによる暫定措置命令や国際刑事裁判所(ICC)検察官による逮捕状請求についてのイスラエルの立場について説明がありました。
  3. 両外相は、日・イスラエル間で、引き続き意思疎通を継続していくことで一致しました。

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