報道発表

APEC貿易・女性担当大臣合同会合の開催(結果)

令和6年5月18日
APEC貿易・女性担当大臣合同会合での高村政務官の発言
APEC貿易・女性担当大臣合同会合会場の様子 APEC貿易・女性担当大臣合同会合での高村政務官の発言

 5月18日(現地時間17日)、ペルー・アレキパにおいて、エリザベス・ガルド通商観光大臣(H.E. Ms. Elizabeth GALDO Marín, Minister of Foreign Trade and Tourism)及びアンヘラ・エルナンデス女性社会的弱者大臣(H.E. Ms. Ángela Teresa Hernández Cajo, Minister of Women and Vulnerable Populations)の共同議長の下、APECにおいて初めてとなるAPEC貿易担当・女性担当大臣合同会合が開催されました。

  1. 日本からは、高村正大外務大臣政務官、石井拓経済産業大臣政務官及び武川恵子内閣府男女共同参画局アドバイザー(昭和女子大学特命教授・女性文化研究所所長)が参加し、貿易分野における女性の経済的エンパワーメントの推進について議論を行いました。
  2. 高村政務官は、まず、女性の活力を取り込むことは重要な貿易・投資課題のひとつであり、女性にとって均衡ある貿易参加の機会の創出・増大が重要であることを強調した上で、日本のWTOに関連した「貿易のための援助」プロジェクトを通じた開発途上国の女性の貿易への参画支援や、日英EPAにおいて我が国の経済連携協定として初めて貿易及び女性の経済的エンパワーメントについて独立した章を設け、その実施に取り組む等、具体的な取組を積み上げていることを紹介しました。
     また、高村政務官は、強靱な経済と社会の発展を実現するためには、女性を含む全ての人の尊厳が尊重され、活躍し、地域の平和と安定が不可欠であることを強調した上で、日本が女性・平和・安全保障(WPS)タスクフォースを立ち上げ、女性の視点を踏まえた安全保障、平和構築及び防災・災害対応への取組を強化していることを述べました。そして、APEC地域の包摂的な貿易の促進に貢献すべく、APECエコノミーと緊密に連携していく考えを表明しました。
(参考1)別添

 APEC貿易・女性担当大臣合同会合共同声明(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文概訳(PDF)別ウィンドウで開く)、APEC貿易・女性担当大臣合同会合議長声明(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く

(参考2)APEC参加国及び地域(21エコノミー)

 オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、タイ、米国、ベトナム(APECには、香港は「ホンコン・チャイナ」、台湾は「チャイニーズ・タイペイ」の名称で参加)


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