報道発表
カーシー・マディ国連女性機関(UN Women)事務局次長による上川外務大臣表敬
令和6年5月17日



5月17日、午後1時00分から約35分間、上川陽子外務大臣は、カーシー・マディ国連女性機関(UN Women)事務局次長(Kirsi Madi, Deputy Executive Director of UN Women)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣はマディ事務局次長の訪日を歓迎しつつUN Womenを通じたウクライナ・アフリカ支援や、世界各地でWPSの視点を踏まえた防災やエンパワーメントの支援を重視していることなど、WPSに関する日本の取組と考えを紹介しました。
- さらに上川大臣は、WPSの推進においてUN Womenは日本の重要なパートナーである旨強調した上で、自身のこれまでの様々な立場での取組や経験も紹介しつつ、UN Womenを含め世界各地における様々な機関・関係者とのネットワークを強化しながらWPSに関する取組を高みに上げたいとの考えを述べました。
- 続いて、上川大臣とマディ事務局次長との間で、女性参画推進に関する様々な問題について活発な意見交換が行われ、両者は、今後もWPSの推進を含め、ジェンダー平等への取組を一層連携して進めていくことで一致しました。
(参考)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)
2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。