報道発表
豪州ニューサウスウェールズ州カウラ市訪日団による穂坂外務大臣政務官表敬
令和6年4月17日
4月17日、午後2時から約30分間、豪州ニューサウスウェールズ州カウラ市のルース・フェイガン市長(Councillor Ruth Fagan, Mayor of Cowra Council)を始めとする訪問団が、穂坂泰外務大臣政務官を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
- 穂坂政務官から、今回の訪日に歓迎の意を示すとともに、カウラ市による日豪戦後和解への尽力に対し謝意を表明し、今回のカウラ市訪日団が、長年にわたりカウラ市との友好関係の構築に貢献してきた日本の方々を訪問し、旧交を温めていただくことは非常に意義深い旨述べました。
- フェイガン市長から、カウラ市にある日本庭園や桜祭りの紹介、また本年8月に予定される日本人捕虜集団脱走事件から80周年に際する追悼行事について説明があり、日本との友好関係をさらに発展させたいとの意欲が示されました。
- 穂坂政務官は、カウラ市による日豪戦後和解への尽力に対し改めて謝意を表明するとともに、フェイガン市長らの訪日を機に、日本とカウラ市との交流が一層活発になることを期待する旨述べました。
(参考1)カウラ市
カウラ市には第二次大戦当時、捕虜収容所が置かれた。1944年8月5日、日本人捕虜の集団脱走事件が発生し、235名の犠牲者(豪州人の収容所衛兵4名を含む)を出した。戦後の1964年に完成した日本人戦争墓地には、集団脱走事件の犠牲者や各地から集められた戦死者等523名の日本人が埋葬されている。本年は8月、同市主催の80周年慰霊行事が行われる予定。
(参考2)カウラ市訪問団の概要
カウラ市訪問団はフェイガン市長、ポール・スミス副市長、ビル・ウエスト前市長、ポール・デベリ市議会ゼネラル・マネージャーで構成。4月17日から24日の日程で同訪問団は、1970年から、当時のカウラ市長からの発意を受け、カウラ高校との間で、交換留学等の学生交流(注)を続けてきている成蹊高校を訪れる他、同市との間で平和友好交流等の関わりの深い新潟県上越市、福岡県を訪問する予定。
(参考3)関連リンク(注)