報道発表
国際女性の日に際する上川外務大臣ビデオ・メッセージ
令和6年3月8日
3月8日、同日が国際女性の日であることを受け、上川陽子外務大臣からビデオ・メッセージを発出したところ、概要は以下のとおりです。
- 全世界の女性にとって記念すべきこの日を、皆様と共に祝うことができることを心から嬉しく思います。
- しかし、国際社会にはまだ、女性に対する差別と暴力、男女の経済的格差が広く存在しています。特に、紛争や災害では、女性や子供のような脆弱な人々に深刻な被害が及びます。
- 私は、本年1月にウクライナとポーランドを訪問し、避難生活を余儀なくされている女性や子供の生活を目の当たりにしました。ウクライナにおける、離ればなれになった家族やコミュニティー、国民全体の「再統合」をもたらさなければならないと強く決意しました。
- 私が普及に努めている女性・平和・安全保障(WPS)は、平和構築や災害復興のプロセスにおいて、女性が主導的な役割を果たすことで、多様性のある社会を築き、持続可能な平和を実現するとの取組です。今こそWPSの視点を活かした外交を進めることが、私に課せられた使命の一つであると感じています。
- 戦争及び紛争のない世界、「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて、共に歩んでいきましょう。
(参考2)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)
2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。