報道発表
サントメ・プリンシペ民主共和国に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換
令和6年2月27日
2月26日(現地時間同日)、サントメ・プリンシペ民主共和国の首都サントメにおいて、我が方、野口修二駐サントメ・プリンシペ民主共和国日本国特命全権大使(ガボン共和国にて兼轄)と、ガレト・アダッド・ド・エスピリト・サント・グアダルペ・サントメ・プリンシペ民主共和国外務・協力・共同体大臣(H.E. Mr. Gareth Haddad DO ESPIRITO SANTO GUADALUPE, Minister of Foreign Affairs, Cooperation and Communities of the Democratic Republic of Sao Tome and Principe) との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
- サントメ・プリンシペは、社会経済開発及び貧困削減に向けて取り組んでいるものの、依然として食料自給率が低く、輸入農作物に大きく依存しているほか、ロシアによるウクライナ侵略の影響を受け、食料需給の更なる逼迫や物価上昇等が起きており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、サントメ・プリンシペの食料安全保障の改善を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。また、昨年5月に開催したG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域に対して、食料及び栄養関連分野における支援を継続することを表明しており、この協力は、これらの表明を具体化するものです。
(参考)サントメ・プリンシペ民主共和国基礎データ
サントメ・プリンシペ民主共和国の面積は1,001平方キロメートル(東京都の約半分)。人口は22.7万人(世界銀行、2022年)、1人当たり国民総所得(GNI)は2,400米ドル(世界銀行、2022年)。