報道発表

日・マレーシア外相会談

令和5年12月16日
マレーシアのモハマド外務大臣と握手する上川外務大臣
日・マレーシア外相会談が行われている様子

 12月16日、午後3時30分から約45分間、上川陽子外務大臣は、日・ASEAN特別首脳会議の関連行事に出席するため訪日中のモハマド・ハサン・マレーシア外務大臣(Dato'Seri Utama Haji Mohamad bin Haji Hasan, Minister of Foreign Affairs, Malaysia)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
     上川大臣から、モハマド外務大臣の就任に対するお祝いを述べるとともに、11月の岸田総理大臣のマレーシア訪問は、両首脳間で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保すべく、緊密に連携していくことを確認することでき、大変有意義であった旨述べました。これに対し、モハマド大臣から、今回の訪日にかかる日本側の歓迎に対する謝意が示されるとともに、両大臣は、今回格上げした「包括的・戦略的パートナーシップ」の下、日・マレーシア関係を一層発展させていくことで一致しました。
  2. 二国間関係
     上川大臣から、政府安全保障能力強化支援(OSA)を通じたマレーシア国軍に対する警戒監視活動用機材の供与や、今回立ち上げることが決まった外務・防衛間の戦略対話等を通じ、引き続き安全保障分野における協力を進めていきたい旨述べました。また、上川大臣から、今回の「アジア・ゼロエミッション共同体」首脳会合等を契機に、エネルギー移行や脱炭素化の協力を強化していきたい旨述べました。
     これに対して、モハマド大臣から、安全保障、経済等の幅広い分野で両国間の協力を一層促進していきたい旨発言がありました。
  3. 地域及び国際的な課題への対応
     両外相は、地域・国際社会の諸課題についても意見交換を行い、南シナ海、イスラエル・ガザ情勢等の諸課題について、引き続き連携していくことを確認しました。

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