報道発表

笹川平和財団主催WPSに関する日本・インドネシア外相対話
「なぜ、女性の視点が必要なのか-日本・インドネシアの女性外相が語るー」への上川外務大臣の出席(結果)

令和5年12月16日
ルトノ外相と懇談する上川外務大臣
外相対話でスピーチを行う上川外務大臣
外相対話で、ルトノ大臣との対談に臨む上川外務大臣

 12月16日、午前10時から約60分間、上川外務大臣は、日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議に出席すべく来日中のルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno Lestari Priansari Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)と共に、笹川平和財団主催の女性・平和・安全保障(WPS)に関する日本・インドネシア外相対話「なぜ、女性の視点が必要なのかー日本・インドネシアの女性外相が語るー」に出席したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣及びルトノ大臣は、聴衆からの拍手に迎えられ、WPSの概念や国際的な潮流、日本及びインドネシアそれぞれのWPSに関する取組や女性参画の重要性等について概観しました。
  2. 続いて、上川大臣は、ルトノ大臣との対話の中で、これまでの議員や法務大臣としての経験を振り返りつつ、WPSアジェンダの実施の意義、議連の立上げや各界及び現場の専門家の意見聴取など、現在に至るまでのWPSアジェンダの実践のための取組や日本のWPS行動計画について、上川大臣自身の経験を紹介しつつ説明しました。
  3. また、上川大臣は、災害対応における女性の視点の重要性について強調し、日ASEAN友好協力50周年を契機として、インドネシアを始めとするASEAN諸国と共にWPSアジェンダを推進するとともに、ルトノ外務大臣と共にWPSの主流化を国際社会全体に広めていきたい旨発言しました。
  4. 本対話では、両外相によりWPSについて活発かつ率直な意見交換が行われました。
(参考)女性・平和・安全保障( Women, Peace and Security: WPS

 2000年、国連安全保障理事会(安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。本決議及びその後採択された関連の9本の決議の履行のため、日本は2015年に第1次、2019年に第2次、2023年に第3次行動計画を策定。


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