報道発表
我が国核兵器廃絶決議案の国連総会本会議での採択
令和5年12月5日
12月5日(現地時間4日)、ニューヨークで行われた国連総会本会議において、我が国が提出した核兵器廃絶決議案(「核兵器のない世界に向けた共通のロードマップ構築のための取組」)が、148か国の支持を得て採択されました。
- この決議案は、10月28日(現地時間27日)に国連総会第一委員会で採択されたものと同一であり、我が国として、「核兵器のない世界」を実現する上での現実的かつ実践的な取組の方向性を示す必要があるとの認識の下、本年のG7広島サミット及びNPT準備委員会での議論を踏まえ、昨年8月の第10回NPT運用検討会議で岸田文雄内閣総理大臣が提唱した「ヒロシマ・アクション・プラン」の更なる具体化と浸透を図るべく、特に核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)及び透明性の向上に関する具体的な措置の実施を国際社会に呼びかけるものです。
- 本年の決議案は、核軍縮をめぐる国際社会の分断の深まりに加え、安全保障環境が一層厳しさを増す中において、核兵器国である米国及び英国並びに多くの非核兵器国の幅広い支持を得て採択されました。我が国としては、この決議案を通じ、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の機運を一層高めるとともに、現実的かつ実践的な取組を粘り強く着実に進めてまいります。
(参考1)国連総会本会議における我が国決議案の採択結果
- 賛成:
- 148か国
- 反対:
- 7か国
- 棄権:
- 29か国
(参考2)国連総会第一委員会における我が国決議案の採択結果
- 賛成:
- 145か国
- 反対:
- 7か国
- 棄権:
- 29か国