報道発表
ラオス人民民主共和国に対する無償資金協力「ビエンチャン国際空港整備計画」 に関する書簡の署名・交換
令和6年10月11日
10月9日(現地時間同日)、日・ラオス首脳会談の実施に先立って、ラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンにおいて、小泉勉駐ラオス人民民主共和国日本国特命全権大使と、ポーサイ・カイカムピトゥーン・ラオス人民民主共和国外務副大臣(H.E. Mr. Phoxay KHAYKHAMPHITHOUNE, Deputy Minister of Foreign Affairs of the Lao People's Democratic Republic)との間で、ラオスに対する無償資金協力「ビエンチャン国際空港整備計画」(供与限度額28.36億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。
- ASEAN唯一の内陸国、かつ国土の8割が山岳部であるラオスにとって、航空交通は海外との連結性の強化に資する最重要インフラの一つであり、特に、首都ビエンチャンに位置するビエンチャン国際空港は、ラオスの玄関口及び経済活動の拠点として、重要な役割を担っています。しかしながら、旅客ターミナルビルは旅客処理能力不足による利便性の低下が懸念され、誘導路とエプロンには経年劣化による損傷が見られるなど、今後航空旅客需要及び航空機の発着回数の増加が見込まれる中、空港の利便性・安全性の向上は喫緊の課題となっています。
- 本計画は、ビエンチャン国際空港において早期に対応が必要となる旅客ターミナルビルの拡張と誘導路及びエプロンの舗装改修等を行うことで、本空港の利便性と安全性の向上を図り、ラオスの海外との連結性強化に貢献することが期待されます。
(参考)ラオス人民民主共和国基礎データ
ラオス人民民主共和国は、面積約24万平方キロメートル(日本の本州と同程度の広さ)を有し、人口約763万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は2,120ドル(2023年、世界銀行)。