報道発表

エスワティニ王国に対する無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の交換

令和5年10月26日

 10月25日(現地時間同日)、エスワティニ王国の首都ムババーネにおいて、牛尾滋駐エスワティニ王国日本国特命全権大使(南アフリカ共和国にて兼轄)と、ディーパク・シャー国連世界食糧計画(WFP)エスワティニ事務所長(Mr. Deepak SHAH, Head of Office, the World Food Programme in Eswatini)との間で、エスワティニに対するWFPを通じた食糧援助として、供与額2億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

  1. エスワティニでは、近年恒常的に発生している干ばつや熱波、洪水の影響により農産物の収穫量が大幅減となっているのに加え、ロシアによるウクライナ侵略に伴う国際的な食料価格の高騰により、食料事情が悪化しています。
  2. この協力は、エスワティニの食料安全保障の改善を目的とし、同国に対し、WFPを通じて、我が国政府米や魚缶詰等による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2022年開催の第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。さらに、本年5月に開催されたG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域への食料及び栄養関連分野での支援の継続を表明しており、この協力はこれらを具体化するものです。
(参考)エスワティニ王国基礎データ

 エスワティニ王国の面積は約1.7万平方キロメートル(四国よりやや小さい)、人口は約120万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は3,800米ドル(2022年、世界銀行)。


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