報道発表

コンゴ共和国に対する無償資金協力「食糧援助」(WFP連携)に関する書簡の交換

令和5年10月11日

 10月10日(現地時間同日)、コンゴ共和国の首都ブラザビルにおいて、南博之駐コンゴ共和国日本国特命全権大使(コンゴ民主共和国にて兼轄)とシディ・ムハンマド・ババ国際連合世界食糧計画(WFP)コンゴ共和国事務所副所長(Mr. Sidi Mohamed BABAH, Deputy Country Director of the World Food Programme in the Republic of Congo)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. コンゴ共和国の食糧自給率は30%と低く、WFPの作成したハンガーマップ2021においては、人口の35%以上が慢性的飢餓状態とされています。加えて、ロシアのウクライナ侵略の影響により食料需給の逼迫や物価上昇等が起きており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
  2. この協力は、コンゴ共和国の食料安全保障の改善及び開発課題の解決を目的とし、同国に対し、WFPを通じて、我が国政府米や魚缶詰等による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、昨年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。また、本年5月に開催したG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域に対して、食料及び栄養関連分野における支援を継続することを表明しており、この協力は、これらの表明を具体化するものです。
(参考)コンゴ共和国基礎データ

 コンゴ共和国の面積は約34.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍)、人口約566万人(2021年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,630米ドル(2021年、世界銀行)。


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