報道発表
ネパールに対する無償資金協力「ドゥリケル病院外傷・救急センター整備計画」に関する書簡の署名・交換
令和5年10月5日
10月5日(現地時間同日)、ネパールの首都カトマンズにおいて、菊田豊駐ネパール日本国特命全権大使と、クリシュナ・ハリ・プシュカル・ネパール財務省次官(Dr. Krishna Hari Pushkar, Secretary, Ministry of Finance, Nepal)との間で、32億9,600万円を供与限度額とする無償資金協力「ドゥリケル病院外傷・救急センター整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
- ネパール政府は、同国の脆弱な保健医療体制の改善に向け、すべての国民に対する質の高い医療サービスの提供を政策目標に掲げており、このような状況を踏まえ、我が国は長年にわたりネパールの保健医療分野への協力を行っています。本案件は、そのような取組の一環として、カトマンズの郊外に位置し、同国最大の第三次医療施設の一つとして広域医療の拠点となっているドゥリケル病院において、外傷・救急センターの建設及び関連機材を整備するものです。
- この協力により、同国内で増加する交通事故による負傷者や脳卒中、心臓病等の非感染性疾患を始めとする外傷・救急患者に対する医療サービスの強化を図り、ネパールの保健医療サービスの質の向上、ひいては同国の経済成長及び貧困削減に貢献することが期待されます。
(参考)ネパール基礎データ
ネパールは、面積14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)、人口約3,003万人(2021年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は1,340米ドル(2022年、世界銀行)。