報道発表
北朝鮮部隊のロシア派遣に関するG7等外相声明
11月5日(日本時間)、日本、豪州、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、ニュージーランド、英国及び米国の外相並びにEU上級代表は、標記声明を発出しました。
(声明仮訳)
我々、豪州、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、ニュージーランド、英国及び米国の外相並びにEU上級代表は、ウクライナに対して戦場で使用される可能性のある、ロシアへの北朝鮮の部隊の派遣に関して重大な懸念を表明する。
数千名の北朝鮮の部隊がロシアに派遣されている。北朝鮮がロシアのウクライナ侵略戦争を直接支援することは、自らの損失を補うためのロシアの破れかぶれの努力を示すだけでなく、欧州及びインド太平洋の平和と安全に深刻な結果をもたらす、紛争の危険な拡大を意味する。これは、国連憲章の最も基本的な原則を含む国際法の更なる違反となり得る。
我々は、複数の国連安保理決議に違反する弾道ミサイルの北朝鮮による輸出及びロシアによる不法な調達や、ロシアによるこれらのミサイル及び弾薬のウクライナに対する使用を含め、拡大する北朝鮮とロシアの間の軍事協力を可能な限り最も強い言葉で非難する。北朝鮮の兵士が、弾道ミサイル又は武器の使用に関連するいかなる訓練あるいは他の支援を受ける又は提供することは、国連安保理決議第1718号、1874号及び2270号の直接の違反である。我々はまた、関連する国連安保理決議に違反するロシアから北朝鮮への核・弾道ミサイル関連技術のいかなる移転のおそれも深く懸念している。
我々は北朝鮮に対し、ロシアの侵略戦争に支援を提供することを止めるよう強く求める。
我々は、自由、主権、独立及び領土保全を守るウクライナを支援するという揺るぎないコミットメントを再確認する。我々は、この新たな展開にも協調して対応するため、国際的なパートナーと協働している。