報道発表

イラク最大規模の製油所改良のための円借款に関する書簡の交換

令和3年10月5日

 10月4日(現地時間同日)、イラク共和国の首都バグダッドにおいて、我が方、中川周在イラク共和国日本国臨時代理大使と先方ハーリド・S・ムラード財務省公的債務局長(Mr. Khaled S. Murad, Director General of Public Debt Department, Ministry of Finance of the Republic of Iraq)との間で、「バスラ製油所改良計画(第三期)」の円借款の供与(供与限度額327億円)に関する交換公文の署名及び書簡の交換が行われました。

  1. この計画は、イラク政府に対し、イラクの南部に位置するバスラ県のバスラ製油所において、残渣油を活用して石油製品を生産する流動性接触分解装置(FCC)を含む精製プラント(FCCコンプレックス)等を新設するために融資を行うものです。イラクの石油セクターは、国家歳入の約90%を占める同国最大の基幹産業かつ、ほぼ唯一の外貨獲得資源です。また、ISILによる被害からの復興に直面するイラクにおいて、石油セクターの復興は喫緊の課題となっています。この計画を通して、イラク最大規模であるバスラ製油所における高品質石油製品の生産性向上が期待され、ガソリンについては、国内需要量の約15%を新たに自国でまかなえるようになることが見込まれるなど、イラク経済の活性化への貢献が期待できます。また、国際的な環境基準に合致する高品質の石油製品を生産することによって、環境負荷の低減や関連技術等の移転を図り、イラクの経済・社会復興に寄与することが期待されます。
  2. 円借款の供与条件
  • (1)金利:年0.2%(コンサルティングサービス部分の金利は0.01%)
  • (2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
  • (3)調達条件:日本タイド
(参考)イラク共和国基礎データ

 イラクの面積は約43.83万平方キロメートル(日本の約1.2倍)、人口は約3,965万人(2021年、CIA)、人口一人当たりの国内総生産(GDP)は4,157ドル(2020年、世銀)。


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