報道発表

COVAXファシリティを通じた国内製造ワクチンの供与に係る輸送費用等のための緊急無償資金協力

令和3年7月16日

 今般、日本政府がCOVAXファシリティを通じて東南アジア、南西アジア、太平洋島嶼国等の15か国に対して供与する予定の合計約1,100万回分の国内製造ワクチンに関し、その輸送費用等にかかる経費の一部について、約466万ドル(約5億円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。今般決定した緊急無償資金協力は、ワクチンの輸送等を担う国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)に対して拠出されます。

 新型コロナ感染症の収束のためには、日本はもとより、世界全体でワクチンへの公平なアクセスや普及を進めることが重要です。日本は、途上国を始め世界のニーズに応えながら、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセス確保のため、関係国や国際機関と連携して様々な支援を継続していきます。

(参考1)COVAXファシリティ(COVID-19 Vaccine Global Access Facility

 新型コロナワクチンへの途上国を含めた公平なアクセスの確保のため、Gaviワクチンアライアンスを中心に、WHO、UNICEF、CEPIの協力の下、運営されている資金調達及び供給調整メカニズム。ワクチンの購入量と市場の需要の保証を通じ規模の経済を活かして交渉し、迅速かつ手頃な価格でワクチンを供給する仕組み。

(参考2)COVAXファシリティを通じた国内製造ワクチンの供与予定内訳(最終調整により変更があり得る)

 カンボジア(約100万回)、ラオス(約60万回)、東ティモール(約17万回)、バングラデシュ(約290万回)、モルディブ(約10万回)、ネパール(約160万回)、スリランカ(約150万回)、フィジー(約6万回)、キリバス(約6万回)、パプアニューギニア(約10万回)、サモア(約10万回)、ソロモン(約6万回)、トンガ(約4万回)、バヌアツ(約5万回)及びイラン(約290万回)


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