報道発表

コモロ連合に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

令和3年7月6日

 7月5日(現地時間同日)、コモロ連合の首都モロニにおいて、我が方、樋口義広駐コモロ連合日本国特命全権大使(マダガスカルにて兼轄)と先方ドイヒール・ドゥルカマル外務・国際協力大臣ディアスポラ担当(H.E. Mr. Dhoihir DHOULKAMAL, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation in charge of Diaspora)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. コモロは、国連開発計画(UNDP)が発表する飢餓指数(2018年)で119か国中101位に位置付けられる後発開発途上国の一つであり、貧困や食料不足が深刻な課題となっています。同国では、コメが主食ですが、火山島のため稲作を含む農耕に適した土地が少ないことから、食料自給率が低く(コメの自給率は0%)、また、天候不順や脆弱な財政基盤の影響もあり、食料不足に直面しています。
  2. この協力は、同国に対し、食料安全保障の改善及び栄養状態の改善等を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
(参考)コモロ連合基礎データ

 コモロ連合の面積は約2,236平方キロメートル(東京都とほぼ同じ)、人口85.1万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,420米ドル(2019年、世界銀行)。


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