報道発表
世界遺産推薦中の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」に関する国際自然保護連合からの評価結果及び勧告
令和3年5月10日
- 5月10日(現地時間同日)、ユネスコ世界遺産センターを経由して、我が国政府が、世界遺産一覧表への登録のため推薦を行っている「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(自然遺産)について、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)による評価結果及び勧告が、以下のとおり、我が国政府に通知されました。なお、世界遺産一覧表への記載可否は、この勧告を踏まえ、第44回世界遺産委員会拡大会合(本年7月16日から7月31日まで、オンライン開催)において決定されることとなっています。
- 諮問機関による評価結果及び勧告
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」については、IUCNの評価結果が示され、「記載」が適当との勧告がなされました。
(参考1)世界遺産委員会
世界遺産委員会は世界遺産条約に基づき設置された21ヶ国から構成される政府間委員会で、「世界遺産一覧表」への登録に係る審議等、条約履行にかかる重要な決定を行っている。
事務局は、ユネスコ世界遺産センター。
(参考2)IUCNによる評価結果の区分
- (1)記載:世界遺産一覧表に記載(登録)するもの。
- (2)情報照会:追加情報の提出を求めた上で次回以降に再審議するもの。
- (3)記載延期:より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。推薦書を再提出した後、約1年半をかけて再度IUCNの審査を受ける必要があるもの。
- (4)不記載:記載にふさわしくないもの。(世界遺産委員会で不記載決議となった場合、原則として再推薦は不可。)