報道発表
日韓局長協議の開催(結果)
令和3年4月1日
4月1日、船越健裕外務省アジア大洋州局長は、訪日中の李相烈(イ・サンヨル)韓国外交部アジア太平洋局長との間で、日韓局長協議を実施しました。
- 今次協議は、日韓関係が非常に厳しい状況にある中で、両国の外交当局間において行ってきている意思疎通の一環として実施されたものです。両局長は、北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとっての日韓・日米韓協力の重要性を改めて確認するとともに、両国間の懸案を含む二国間関係全般について意見交換を行いました。
- 慰安婦問題については、本年1月の元慰安婦等による対日訴訟判決への対応に関し、我が方から、本年1月23日の外務大臣談話で表明した立場に基づき、改めて日本側の考えを強調しました。これに対し、韓国側からは、韓国側の立場に基づく説明があり、両局長は、本件に関して率直な意見交換を行いました。
- 旧朝鮮半島出身労働者問題については、この問題に関する日本側の立場を改めて述べた上で、韓国側に対し、日本側にとって受入れ可能な解決策を早期に示すよう改めて強く求めました。
- この他、日韓双方の関心の高い事項についてもお互いの立場に基づく率直な意見交換が行われ、両局長は、今後とも、日韓関係を健全な関係に戻すべく、外交当局間の意思疎通を継続していくことで一致しました。