報道発表
日米外相電話会談
平成25年8月2日
本2日午前11時30分から約20分間、岸田文雄外務大臣は、ジョン・ケリー米国務長官(The Honorable John F. Kerry、 Secretary of State of the United States of America)との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 岸田大臣より、イスラエルとパレスチナの間で直接交渉が行われたことを歓迎し、中東和平の実現に向けたケリー長官の積極的な努力を強く支持する旨述べました。また、岸田大臣より、先週の中東訪問について説明し、イスラエル、パレスチナ双方に真摯な対話を行うよう働きかけ、両者から和平実現に向けて交渉に真剣に臨むとの強い決意が述べられたことを紹介しました。さらに、岸田大臣より、「平和と繁栄の回廊」構想や東アジア協力促進会合(CEAPAD)等といった我が国独自の取組が、ケリー長官が重視している経済面でのイニシアチブと連携し、パレスチナ経済の向上に成果を挙げることを期待すると述べました。
- これに対しケリー長官より、日本の取組に対する謝意が述べられるとともに、先般ワシントンDCで行われたイスラエル、パレスチナとの協議について説明がありました。両者は、引き続き協力して中東和平に取り組んでいくことで一致しました。
- このほか、両者はシリア問題やアジア太平洋地域情勢についても意見交換を行い、今後とも密接に連絡を取り合うことで一致しました。